化粧煙突

「船の絵を描いて」と言われた時に、多くの人が煙突（ファンネル）も描くと思います。
船の推進機関用の排気管とすれば、現在、煙突を大きく造る必要はありません。
ですが、船を特徴づける構造物なので、船体とバランスを取りながらダミーの煙突（化粧煙突）を取り付けます。
また、目立つ場所なので写真のような各社オリジナルのマーク（ファンネルマーク）を描きます。
このため遠くを航行する船でも、ファンネルマークを見るとその船の所属会社がわかるのです。
このことから、化粧煙突は「船の顔」と言われることもあります。